改革、そして改革 - ベトナムの証券市場

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    政府、国家証券委員会( SSC )とベトナムの2つの証券取引所、ホーチミン証券取引所( HOSE )とハノイ証券取引センター( HASTC )は、証券市場の大改革に向けて、年初からそのアクセルを大きく踏み込んでいる。

    1 月 2 日、政府の決定によって、 HOSE 、 HASTC それぞれの上場企業の最低資本金に関する上場基準が変更された。 HOSE の最低登録資本金は 800 億ドン( 480 百万円 )となり、それ以下の企業は HASTC に移行しなければならなくなった。一方、 HASTC のそれは 100 億ドン( 60 百万円)となり( HOSE 、 HASTC のこれまでの必要資本金額はそれぞれ 100 億ドン( 60 百万円)、 50 億ドン( 30 百万円 ))、それを満たすことのできない企業は、上場廃止、すなわち OTC 市場行きということになった。つまり明確に、大企業は、 HOSE 、中小企業は HASTC という位置付けがなされたのだ。

    今後、 HOSE に上場している資本金 800 億ドン以下の企業約 40 社は、 HASTC に鞍替上場することになる。

    また、証券会社に対しては、提供するブローカレッジ業務、引受業務及びその他の証券サービスを提供する際のリスクをカバーするために、最低登録資本金として 3,000 億ドン(約 18 億円)が要求された。必要事項を満たせない証券会社は、ライセンスを取り消されることになる。

     

    HASTC は今年、株式会社化、取引所化をすることがすでに決定しており、その目指すべき方向性もクリアになっている。資本金規模の大きい企業は HOSE に鞍替えする一方で、 HASTC には、未上場株式市場と債券市場の設立とその効率的運営という大きく、かつ重要な使命が与えられているのだ。