ベトナム投資をはじめよう!

    VNインデックスが急回復している。

     

    2009年2月24日に最安値235.50ポイントを記録したVNインデックスが、6月8日、ついに500ポイント台を回復した。

    1億5,000万ドンあった含み損が一気に消えた。だが、円がドンに比べて、僕が投資を始めた2008年6月から比べると11%程度高くなっているので、円ベースではトントンだ。

     

    これまでベトナム企業について何もわからなかったので、僕の持分の大半は「VFNVF1」と「VFMVF4」の上場投信だった。かねてから、ともに純資産価格(NAV)に比べて大幅(VF1は50%以上もの)ディスカウントだったので、相場回復をひたすら待っていた。この上げ相場の中、特に上場投信4つ(あと、MAFPF1、唯一のバランスファンドPRUBF1の2つ)は売買を伴って急上昇した。

     

    何よりもすごいのは、市場の売買代金の伸びだ。年初には、一日の平均売買代金がホーチミン市場で1,000億‐1,500億ドン(6億‐9億円)だったものが、今月に入って2兆ドン(120億円)と20倍になった。

    海外勢、外国籍ファンドなどは、これまで塩漬けになっていたポートフォリオをここぞとばかりに、入れ替えており、そのため市場の流動性も高まっているのだ。

     

    僕もためらわず、ポートフォリオを入れ替えることにした。

    とりあえず、儲かっている銘柄を利確。VFMVF4は、全株売却。鉄鋼商社SMCも売却。こちらは、売却後も続伸したが、まあ、仕方ないとあきらめる。食用油大手のTACは相変わらず、取得金額を30%以上下回っている。われながらセンスがない。。。

     

    ポートフォリオの約半分を現金化した。

     

    さて、何を買うか?

     

    かねてから、気になっていた銘柄。それは・・

     

    SSI サイゴン証券。

    日本人投資家には人気。証券会社最大手。これだけ証券市場が活況を呈しているので、その一番恩恵を受けるのは、業界最大手だろうと安直な推測。ベトナムの証券会社は、収益のうち、ブローカレッジ収入に依存する率はまだまだ低い。証券会社自身が株に投資して、その値上がりで儲けていたりするので、日本の証券会社以上に、会社業績が市況に影響を受ける程度が大きい。まあ、昨年の市場崩壊で、バランスシートの改善はしているでしょうけど。

    とりあえず、BS見る前に買ってみました。

     

    次はPNJ フーニュアンジュエリー。

    宝石屋ですが、金の売買も行っています。ここのところの金価格の上昇で、恩恵を受けているのは同社。ベトナムは、ご存知の方も多いと思いますが、普段、街中でドルが使えます。本来は、商品価格の表示はドンでなければならないのですが、ドンが国民にも信頼されておらず、ドルが使われることがある。ドンの信頼が揺らぐと、ドルか金が買われるのだ。今年に入ってから、金の価格が上昇したことで、昨年たっぷりベトナム国内に入ってきた金が、一気に逆流を始めた。1-5月期では2,200億円もの金が輸出されたのだ。

    同社は、今年の3月に上場したばかり。5月までの実績も絶好調で、2009年の目標達成はほぼ間違いなしというニュースを見た。すかさず買い。

     

    次いでFPT。

    いわずと知れたIT企業。ITといっても元々は携帯電話の販売で大きくなった会社で、最近はシステムインテグレーション、子会社でインターネットプロバイダー、オンラインゲームなどのコンテンツの販売なども行っている。 プロバイダーやコンテンツ企業を買いたかったので、迷わず買い。

     

    まだ現金は残っているが、今後の大型企業の新規上場あるいはIPOに備えておきたい気もするので、一旦ポートフォリオのリバランス終了!

     

    6月18日現在の僕のポートフォリオは、

     

    DPM(ペトロベトナム化学肥料)

    FPT(FPT)

    PNJ(フーニュアンジュエリー)

    SSI(サイゴン証券)

    TAC(トゥオンアン植物油)

    VFMVF1

     

    となった。

    6月18日現在のパフォーマンスはドンベースで8%利益、円ベースで3%の損失。含み損のある銘柄はTACだけ。スタートが昨年6月16日なので、ほぼはじめてから1年。長期戦だな。

     

     

    株式市場が回復してきたことで、政府の国営企業の民営化がいよいよ再開される。

     

    6月には、四大国営銀行の一行、ベッティンバンクが上場する。銀行は外国人保有可能枠が30%なので、購入はかなり厳しいかもしれない。7月のベトコムバンクは、外国の戦略投資家がまだいないので、外国人枠が空いているのではないかとわずかに期待を寄せる。

    すでに銀行は、アジア商業銀行(ACB)、サイゴン信用商業銀行(サコムバンク、STB)とサイゴンハノイ商業銀行(SHB)の3行が上場している。しかし、株式商業銀行1位と2位のACB、STBは外国人枠がいっぱいで、市場から購入することができない。

    ベッティンバンク、ベトコムバンクのどちらかは是非欲しいところだ。

    ベトナムで銀行口座を保有している人の数は人口の10%以下だという、ほっといても伸びそうな市場なので、その市場のビッグプレイヤーの株式を長期保有したい。ACBもSTBも購入できなかったので、是非是非欲しい。

     

    あと注目は、携帯電話事業者のモビフォン。ベトナムの携帯電話業界は、モビフォン、ビナフォン、ベトテルの3強。ベトテルが市場シェアNo.1だが、それほどシェアは変わらない。まだ政府保有株を放出していないので、上場の前にIPOがある。これには応募してみたい。

     

    あとすでにIPOを行ってまだ上場していない、サイゴンビール、ハノイビール。これだけ人口が多いのだから、ビールもそこそこ売れそう。

    魅力的な銘柄が目白押しなのだ。

     

    VNインデックスがあがっているときには、今後出てくる銘柄の妄想(?)も楽しいものだ。

     

     

     

    <ご注意>

    本コラムは、作者の実際の投資経験を記載してものですが、投資勧誘を目的として作成したものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、投資家のご自身の判断でなさるようにお願いいたします。