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    [債券]  2010年度、ベトナムの貿易赤字は135億ドルへ

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    2010年10月21日
    10月20日(水)、ベトナム政府は、輸出が年間目標の3倍である19.1%上昇したにもかかわらず、今年の貿易赤字は135億ドルに達し、ベトナムドンの切り下げ圧力が更に高まると発表した。

    国会において、Nguyen Tan Dung首相は、第3四半期の経済成長率は前年比7.16%で、第4四半期は7.2%になるだろうと予告した。

    政府の発表によると、来年度の国内総生産(GDP)は今年の目標である6.7%を上回って、7%~7.5%程度となり、貿易赤字は2009年度の123億ドルと比べ9.8%上昇すると予想されている。ロイター紙の専門家によると、今年の貿易赤字は122億ドルだと推測されている。

    財政・貿易赤字の上昇及び外貨準備高不足により、米ドルに対してドンの切り下げに圧力がかかっている。

    8月17日、ベトナム中央銀行は貿易赤字の削減の為に、2009年11月から3回目のドン切り下げを実施し、参照レートを2%カットした。今後のドン切り下げに関する懸念が通貨ドンへプレッシャーをかけており、各企業のドン売却があまり進まなくなっている。

    10月9日(火)、中央銀行総裁Nguyen Van Giau氏は、中央銀行は自由市場におけるドンの価格下落があるものの、米ドルに対してドンの為替レートを切り下げる計画はないと発表した。

    今年のインフレ率は8%に抑えられており、来年度は7%程度と予想されている。

    2010年度の輸入額が16.5%上昇していると共に、貿易赤字は輸出額の20%以下に抑えられる予定である。今年の輸出額の増加率の目標は6%だと国会で承認された。

    2011年度の経済目標は国会で承認されなければならない。

    Dung氏は、今年の対外債務は昨年のGDPの30%から42.2%へ上昇し、公債はGDPの44.5%で、公共負債はGDPの56.7%だと発表した。また、2010年度の信用成長率は年間25%で、マネー・サプライは前年比20%上昇したとのことである。不良債権は2009年末の2.3%に対して2010年度は貸付金の3%以下抑えられていると予測されている。

    2011年度の貿易赤字は輸出額の20%以下で、財政赤字はGDPの5.5%に抑えられる予定である。

    2011年度の開発投資額はGDPの40%程で、前年比12.9%上昇したGDPの41%である今年の開発投資額を下回るとのことである。
    ニュース提供元:Tuoi tre News、写真:Tuoi tre News

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