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    [債券]  企業の社債発行増加

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    2009年9月9日
    来年初頭にかけてベトナムの銀行各行が社債発行の計画を相次ぎ発表しており、ベトナムの社債市場が回復の兆候をみせている。注目される大型発行では、今年の第三四半期に計画されている、サコムバンク(STB)による3兆ドン(168百万米ドル)の普通社債発行や来年の第一四半期に予定されている、サイゴン商業銀行(SCB)による1兆ドンの転換社債発行などがある。
    昨年の終わり頃から社債市場も回復し始め、ビンパール旅行(VPL)による普通社債1兆ドン、ビナシンによる普通社債3兆ドン、ベトナム電力公社(EVN)による普通社債3.5兆ドンやキンバック都市開発(KBC)による普通社債7,000億ドンなどの新規発行が無事に成功している。
    社債の主要な買い手は、主に銀行などの機関投資家で、国債よりも高い金利を得ることができるので、社債を選好する傾向にある。また、企業にとっても、社債発行は、銀行借入と異なり、長期的な資金として活用できるために好まれている。
    アジア開発銀行(ADB)による統計では、昨年末時点のベトナム社債市場はわずか500百万米ドル(480億円)程度の市場で、ベトナムの国債市場124億米ドルと比べるとかなり控えめな数字である。ホーチミン証券市場の調べでは、月平均の社債売買代金は、上場社債総額14兆ドンに対し、わずかに2,000-3,000億ドン程度だ。
    ベトナム社債市場協会のレ・ドゥック・トー副会長は、社債市場が未発達なのは、発行体の支払能力が低いためであり、投資家保護のための法的な枠組みと社債に投じられた資金の安全性を確保するためのメカニズムが必要だ、と述べている。また、社債発行において透明性を確保することも投資環境を整えるうえで不可欠だとも述べている。
    ニュース提供元:VNStockNews

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