ベトナムの経済

    為替

     1992年から2011年までの継続的な貿易赤字により、米ドル需要が増えることが原因で、ベトナムドンの下落が続いた。

    1992年~2010年までのVND/USDの動向

    1992年~2010年までのVND/USDの動向

    (出典:ベトナム経済委員会の為替に関するレポートより引用)

     2008年初(16,119VND/USD)から2011年末(20,803VND/USD)までの3年間ではVNDの対USDレートは29%弱くなった。
     2012年、マクロ経済が比較的に安定し、貿易収支は20年ぶりに黒字に転換したこともあり、対USDレートは20,800VND/USD台を維持できた。
     ベトナムで言われているベトナムドン安の特殊要因は下記のとおりである。

    • インフレに伴うベトナムドンの購買力が低下し、ベトナムドンに対する信頼性が低い
    • 伝統的なゴールド所有
    • ブラックマーケットの存在

     政府は通貨ベトナムドンの信頼を回復させ、通貨の役割を取り戻すため金売買を規制する政策を強化している。
     さらに、金融当局は積極的な金融引き締め政策を実施しながら、2011年末以降から米ドルペッグを維持することを明確にした。

    対USD為替レート及び年間平均変動率

    対USD為替レート及び年間平均変動率

    (出典:ベトナム統計総局、各年の12月末のVietcombank為替レートより作成)